公益社団法人東京都臨床検査技師会

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令和8年 年頭のご挨拶

公益社団法人東京都臨床検査技師会
会長 原田典明

 令和8年の新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。会員および賛助会員の皆さまにおかれましては、ご健勝のうちに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。旧年中は、当会の諸活動に対し温かいご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。

令和8年は干支で申しますと「丙午(ひのえうま)」にあたり、燃えるような勢いと前向きな挑戦を象徴する年とされます。私たち臨床検査技師にとっても、変化の波に乗り、新たな価値を創造していく絶好の年になると確信しております。

 さて、振り返るべき令和7年は、医療界・社会全体が「変革と再構築」の真っただ中にあった年でした。なかでも、臨床検査の分野においては、いわゆる「医療 DX(デジタルトランスフォーメーション)」の流れが加速し、AI を用いた検査・診断支援の実用化に向けた機運が一層高まりました。

 一方で、医療費の高騰、人口の高齢化、医療・介護ニーズの増加といった構造的な社会保障の課題も、あらためて浮き彫りになりました。診療報酬制度は、日本の皆保険制度を支える重要な仕組みですが、急速に進む医療技術の進歩、物価・人件費・エネルギー価格の高騰に追い付いておらず、今後の制度設計に対する強い危機感が生まれております。この様な状況下では今まで以上に、効率と質の両立、費用対効果の検証、検査の適正化といった視点が求められるようになってきます。

 さらに、今年の診療報酬改定に向けた中央社会保険医療協議会において、臨床検査技師による病棟業務の効果や感染対策向上加算における微生物検査室の果たす役割評価、検体検査管理加算におけるパニック値対応など臨床検査に関する議題が多く挙がっており、令和8年以降、検査領域の保険制度上の取り扱いに変化の兆しが見えております。

 このように、令和8年は「変革への序章」とも言える一年であり、私たち臨床検査技師を取り巻く環境は大きく動きつつあります。だからこそ、当会としては「時代の変化に即応しつつ、技師としての本質を守る」ことを改めて確認し、皆さまとともに歩んでいきたいと考えております。

本年度当会といたしましては、「人材育成事業の強化」・「情報発信基盤の整備」・「災害時および社会的危機対応体制の維持・強化」に重点を置いて取り組んでまいりたいと思います。

 丙午の年が象徴するように、情熱と勢いをもって、こうした挑戦に取り組む所存です。会員の皆さまおひとりおひとりの専門性と誠実な職務姿勢があってこそ、これからの医療を支える検査の信頼性が守られます。皆さまとともに、新たな時代の臨床検査を切り開いていけることを心より楽しみにしております。

 結びにあたり、本年も東京都臨床検査技師会の一層の発展と、会員各位のご健勝、ご活躍を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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